平成25年保育士試験問題★子どもの保健
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問1 次の文は、保育室環境とその整備に関する記述である。適切な記述の組
   み合わせを一つ選びなさい。

A 冷暖房を使用する場合は、床面近くの温度などを子どもの高さになって確
  認する。
B 暖房中は、定期的に窓を開けて空気を入れ替えるようにするが、かぜが流
  行しているときは、室内が寒くならないよう、換気をしない。
C 夏季の暑い日は、子どもの体に直接風が当たるように扇風機、クーラーな
  どを調節するとよい。
D 寝返りのできない乳児では、照明の真下に寝かせないようにする。
E 湿度が50%以下になったら、加湿器を使用する。

(組み合わせ)
1 A C
2 A D
3 B D
4 B E
5 D E
                              

問2 次の文は、「2012年改訂版 保育所のおける感染症対策ガイドライン」    (厚生労働省)による保育現場における衛生管理についての記述である。    適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。 A 逆性石けんは、大部分のウイルスに有効である。 B 日常的に職員の手洗いの励行と、そのたびに手指の消毒をしなければなら   ない。 C 次亜塩素酸ナトリウムは、多くの細菌やウイルスに有効である。 D 消毒用アルコールは、ノロウイルスに有効である。 E 歯ブラシやタオル、コップなどの日用品は個人用とする。 (組み合わせ) 1 A B 2 A C 3 B D 4 C E 5 D E                               
問3 次の文は、乳幼児健康診査についての記述である。適切な記述を一つ選    びなさい。 1 乳幼児健康診査は、「児童福祉法」に則って実施される。 2 3〜4か月児健康診査は、法律上実施時期が定められている。 3 法律上実施時期の規定がある1歳6か月児と3歳児の健康診査は市町村が   実施している。 4 1歳6か月児健康診査は、生後1歳6か月に達する前後において行われる。 5 3〜4か月児健康診査では、代謝異常に関するスクリーニングも実施され   る。                               
問4 次の文は、「2012年改訂版 保育所における感染症対策ガイドライン」    (厚生労働省)に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。 1 病原体が体内に侵入することを感染症という。 2 乳幼児における感染症の特徴は学童、生徒にみられるものと同様である。 3 飛沫感染とは、感染している人から飛び出した小さな水滴(飛沫)が空気   を介して拡散し、遠くにいる人もそれを吸い込むことによって起こる感染   経路である。 4 「解熱した後3日を経過するまで」とは、解熱した日を入れて4日間であ   る。 5 通常のインフルエンザに罹患した場合、5日間休むことが求められる。                               
問5 次の文は、子どもの発育(成長)・発達に関する記述である。適切な記    述を一つ選びなさい。 1 知能の発達は、脳の重量が増加することによって生ずる。 2 身長や体重のように測定できる部分の増加を発育(成長)という。 3 発育(成長)及び発達の年齢による変化率は一定である。 4 機能的な成熟は、末梢から中心部へと向かって起こる。 5 体重は、生後1年で約2倍になる。                               
問6 次の文は、放射線被曝に関する記述である。適切な記述の組み合わせを    一つ選びなさい。 A 被曝には、外部被曝と汚染された飲食物などによる内部被曝がある。 B 国際放射線防護委員会勧告による公衆の年間被曝線量限度は、1ミリシー   ベルトとされる。 C 宇宙線などの自然放射線被曝の世界平均は、年間2ミリシーベルトを超え   ない。 D 通常の胸部X線撮影による被曝は、10ミリシーベルトである。 E 胃のX線による造影検査は、胸部X線撮影と同等の被曝量である。 (組み合わせ) 1 A B 2 A C 3 B D 4 C E 5 D E                               
問7 次の文は、慢性疾患や障害を持つ子どもの保育に関する記述である。    ( A )〜( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びな    さい。  慢性疾患を持つ子どもは、長期の入院生活や通院をしなければならないこと がしばしばあるが、( A )途上の子どもにとっては、( B )を受けるだけ でなく、( A )を促す( C )や学習が欠かせない。その援助を行う場所と して、病児保育、病棟保育、院内学級などが増えてきている。さらには、慢性 疾患や障害を持つ子どもの家族の協力に対する配慮も大切で、( D )への支 援や、( E )への配慮も必要になる。   A   B   C   D      E 1 発達  治療  遊び  保護者    きょうだい 2 成長  教育  体育  家族     保育士・教師 3 教育  保育  勉強  友人     家族 4 成長  治療  遊び  保護者    友人 5 発達  教育  勉強  きょうだい  母親                                
問8 次の文は、食物アレルギーに関する記述である。不適切な記述を一つ選    びなさい。 1 食物アレルギーとは、特定の食物を摂取した後に免疫学的機序を介して皮   膚・呼吸器・消化器あるいは全身性に生じる症状のことをいう。 2 原因となる食物は多岐にわたるが、保育所で除去されている食物は、鶏卵   や乳製品などが多い。 3 皮膚・粘膜症状が比較的多いが、複数の臓器に症状が出現する状態をアナ   フィラキーと呼ぶ。 4 保育士でアナフィラキシーなどの重篤な反応が起きた場合、適切な処置を   するとともに速やかに医療機関に救急搬送することが基本である。 5 心臓の働きを強めたり、血圧を上げたり、気管・気管支など気道を拡張す   る作用のある「エピペン」は、保育所では使用してはならない。                               
問9 次の文は、新生児の原始反射に関する記述である。不適切な記述を一つ    選びなさい。 1 モロー反射は、仰臥位で頭を持ち上げたあと急に離すと、手足を伸展した   あと、抱きつくように屈曲する反射である。 2 哺乳反射は、口のまわりに何か触れると、その方向に顔を向け、口の中に   何か入ると吸啜する反射である。 3 把握反射は、手のひらに触れた物は強く握り、足の裏に触れた物は握ろう   とする反射である。 4 緊張性頸反射は、仰臥位で頭を一方に向けると、向けたほうの上下肢が伸   展する反射である。 5 新生児にみられる原始反射は、健康な成人にもみられる。                               
問10 次の文は、保育所と地域との連携に関する記述である。不適切な記述を    一つ選びなさい。 1 保健所、保健センターでは、人々の病気を予防するため、健康な生活習慣   に関する情報提供や予防接種の実施など、さまざまな保健活動を行ってい   る。 2 保育所は地域の医療機関から子どもの健康や安全に関する情報の提供を受   けられる。 3 乳幼児健康診査結果は重要であり、保育所は入園児の母子健康手帳を提出   させなければならない。 4 保育現場において、不適切な養育や虐待などの疑いのある子どもを発見し   たときは、速やかに地域の関係部門や児童相談所に連絡しなければならな   い。 5 障害のある子どもを保育している場合は、医療機関や療育機関との連携が   特に望まれる。療育に携わる専門職から知識や技術を学び、また、逆に保   育現場での子どもの様子を伝え、情報交換を通じて子どもへの理解を深め   られるとよい。                               
問11 次のA〜Dの記述のうち、疾患名とその症状として適切な記述を○、不    適切な記述を×として場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A てんかん        −−− 脳波異常   B 選択性緘黙       −−− 日内変動 C ナルコレプシー     −−− 幻覚 D 胎児性アルコール症候群 −−− 頭部顔面域の形成障害   A B C D 1 ○ ○ ○ ○  2 ○ ○ ○ × 3 ○ ○ × ○ 4 ○ × ○ ○ 5 × × × ×                               
問12 次の文は、子どもの精神医学的問題に関する記述である。適切な記述を    ○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A 自閉症の子どもは視覚刺激に没頭しやすいため、指示をする場合はなるべ   く視覚刺激を減らし、口頭で説明した方がよい。 B 抗うつ剤は副作用が強いため、中学生以下に対して禁忌である。 C 発達障害は生来性のないものなので、親に対する支援は必要ない。 D 多動性障害の6歳の子どもに対して、薬物療法は禁忌である。 (組み合わせ)   A B C D 1 ○ ○ ○ × 2 ○ × ○ ○ 3 × ○ ○ × 4 × ○ × ○ 5 × × × ×                               
問13 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。 【事例】  3歳の男児。保育園では他児と遊ばず、毎日同じ玩具を使って一人で同じ遊 びを繰り返している。他児がやってきて、その男児が使っている玩具に触ると 急に怒り出し、相手に殴りかかる。用があると、自ら担任の保育士に話しかけ るが、他の人から話しかけられても一切返事をしない。集団遊びでは、特定の 遊びにだけは熱心に参加するが、それ以外の遊びには入ろうとせず、勝手に部 屋から出て行ってしまう。 【設問】  この子どもで最も疑われる精神医学的問題を一つ選びなさい。 1 強迫性障害 2 チック 3 広汎性発達障害 4 多動性障害 5 行為障害                               
問14 次のうち、運動機能の特異的発達障害の症状の一つとして正しいものを    ○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A 粗大運動の遅れ B 微細運動の遅れ C 協調運動障害 D 聴覚障害 E 視覚障害 (組み合わせ)   A B C D E 1 ○ ○ ○ ○ ○ 2 ○ ○ ○ × × 3 ○ ○ × × × 4 × × ○ ○ ○ 5 × × × ○ ○                               
問15 次の文のうち、小児期の分離不安障害でみられる症状の一つとして適切    な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選    びなさい。 A 迷子になって、愛着を抱いている人から離れてしまうのではないかという   過度の心配。 B 分離の際に繰り返す胃痛、頭痛などの身体症状。 C 分離に関する悪夢を繰り返す。 D 愛着を抱いている人の死についてに強い懸念。 (組み合わせ)   A B C D 1 ○ ○ ○ ○  2 ○ × × ○ 3 × ○ ○ ○ 4 × ○ × ○ 5 × × × ×                               
問16 次の文は、日本の人口動態統計やその解釈に関する記述である。不適切    な記述を一つ選びなさい。 1 出生数は平成23年が約105万人であり、昭和48年の約209万人以降、減少傾   向がみられる。 2 合計特殊出生率は平成23年が1.39であり、平成17年の1.26以降、やや増加   傾向がみられる。 3 低出生体重児の出生割合は、昭和55年が5.2%、平成17年が9.5%と増加傾   向がみられたが、その後、平成23年は9.6%であり、ほぼ横ばいとなって   いる。 4 乳児の乳幼児突然死症候群での死亡率は、出生10万対、平成12年の26.6か   ら、平成23年は12.6と減少した。 5 乳児の不慮の事故での死亡率は、出生10万対、平成12年の18.2から、平成   23年の10.5まで一貫して減少している。                               
問17 次の文は、若年性特発性関節炎(従来の若年性関節リウマチ)に関する    記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。 1 子ども10万人に10人前後みられる慢性疾患で、主な症状は関節の腫れや痛   み(関節炎)である。 2 治療は病型によって異なるが、全身型では、異常な免疫状態を改善するた   めに薬を使う。 3 最近は、皮下注射や点滴で投与する生物学的製剤が難治例で使われるよう   になり、多関節型では関節破壊を防ぎやすくなった。 4 周囲の人は、どの関節に炎症があるかを把握して、その関節に負担をかけ   ないように注意する。 5 大人の関節リウマチと異なり、子どもでは慢性に経過するがそのほとんど   が完治する。                               
問18 次の文は、乳幼児の生活と保育に関する記述である。不適切な記述の組    み合わせを一つ選びなさい。 A 乳幼児をあやそうとして、わきの下を持って強く前後に揺らしたり、放り   上げたりすることは危険なので行ってはならない。 B 生後1か月を過ぎたら、戸外の空気に触れさせ積極的に日光浴をさせる。 C おむつを取り替えるときは、両足を垂直に持ち上げ手早く替える。 D 新生児はベビーバスで沐浴させるが、生後1か月を過ぎたら、普通の浴槽   に入れて構わない。 E ハイハイをはじめるころからの乳児は動きが活発になるので、衣服は大人   より1枚少なめが望ましい。 (組み合わせ) 1 A B 2 B C 3 B D 4 C E 5 D E                               
問19 次の文は、保健計画の作成について記述である。適切な記述を一つ選び    なさい。 1 平成21年の保育所保育指針改定により、「保健計画の作成」は、看護師の   責任のもと行われるよう、明確に位置づけられるようになった。 2 保健計画の作成に際し、「保健計画の目標の設定」→「保健情報及び資料   の収集」→「保健活動の内容の設定」→「保健計画の決定」→「関係機関   との連絡・調節」の順に進めるとよい。 3 保健計画の作成に際し、「保健計画の目標の設定」→「保健情報及び資料   の収集」→「保健活動の内容の設定」→「関係機関との連絡・調節」→   「保健計画の決定」の順に進めるとよい。 4 保健計画の作成に際し、「保健情報及び資料の収集」→「保健計画の目標   の設定」→「保健活動の内容の設定」→「関係機関との連絡・調節」→   「保健計画の決定」の順に進めるとよい。 5 保健計画には、保護者への働きかけは盛り込むことはできない。                               
問20 次の記述は、「子ども虐待対応の手引き」(厚生労働省)による保護者    と子どもの、虐待に至るおそれのある要因(リスク要因)である。適切    な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選    びなさい。 A 子ども側の要因として、何らかの育てにくさを持っている子どもである。 B 保護者側の要因として、自身の被虐待経験がある。 C 保護者側の要因として、仕事を持っていることがある。 D 子ども側の要因として、ひとりっ子である。 E 保護者側の要因として、若年の妊婦・出産である。 (組み合わせ)   A B C D E 1 ○ ○ ○ ○ × 2 ○ ○ × × ○ 3 × ○ × ○ × 4 × × ○ ○ ○ 5 × × × × ×